米大統領選で当選が確実となったジョー・バイデン前副大統領の政権移行チームは、選挙での勝利を正式に確定させ、政府の重要な情報などへのアクセスを認めさせるため、トランプ政権を相手に法的措置を検討している。大統領選の結果を「確認」するのは政府の一般調達局(GSA)であり、同局の判断を受けて、政権移行チームは政府のリソースにアクセスすることができるようになる。だがドナルド・トランプ大統領が敗北を認めず選挙結果に異議を唱える中、GSAも今のところこの通常の手続きを進めていない。GSAの報道官は9日、「現時点で新たな情報はなく、GSAの立場も変わっていない」とし、同局が選挙の勝者をまだ確認していないことを示した。