「心が痛んでいる時、それはもう、風邪と同じです。休みましょう」
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話題のWEB漫画家・やしろあずき氏が
真面目すぎて自分を消費しているすべての人に贈る1冊
『人生から「逃げる」コマンドを封印している人へ』より特別に一部公開します。

「ブラック企業の渡り鳥」になる人の2つの特徴

ブラック企業の渡り鳥になってはいけない

 ブラック企業から逃れられない人、周りにいませんか?

 僕の友達にも数人います。とんでもなく理不尽な要求を押しつけてくる真っ黒なブラック企業で耐え続け、やっと辞めて転職したと思ったらそこもまたブラック企業。

 さながらブラック企業の渡り鳥みたいになっている人。

「僕、ブラック企業だーいすき!」って人だったらいいんですが、本人も相当辛そうだし、見ているこっちも辛いです。救われてほしい。で、こういうブラック企業に入っちゃう人、ブラック企業の輪から抜けられない人を複数見てきたんですが、なんとなく共通点があるんですよね。

 これは僕の周りの話なので常識というわけでもなく、ただの持論なんですが、とりあえずみーんな、「根が凄い真面目」で「自分に自信がめちゃくちゃない」タイプなんですよね。

 真面目すぎて言われた事すべてに全力投球してしまう、真面目すぎて疑問を持たずとにかく上司の言うことを聞いて動く…。そこまで真面目って、思考停止してるとも取れちゃいません?

「自分に自信がめちゃくちゃない」タイプの人は「こんな俺を拾ってくれた会社なんだから尽くさなきゃ!」「どうせ俺はまともな職業にはつけないし、この会社でいいよ…」みたいに考えがちなのではと思います。これも思考停止ですね、ていうか前者は洗脳じゃない?

 自分には自信を持っていいと思います。自信を持つことに何も悪い事はないと思います。まあ、それで周りを巻き込んで自爆するのは避けたいですが…。

 僕はそういう育てられ方をしてきたので、自分に自信があります。才能があると思ってますし、天才だとも思ってます。人に聞かれてもそう答えてます。

 実際は天才なんかじゃないとわかってますが、そう思っているんです。

 自分に自信があれば、視野は広がります。「俺はここがお似合いだから…」とクソ辛いブラック企業で人生を浪費するより「この天才の俺様がこんな会社にいるのは時間の無駄だ! 転職‼」とスパッと決断できた方が、よっぽどその後の人生有意義になる気がします。

辞めてもなんとかなるもんです。
辛かったら辞めましょう。ブラック企業。

(本原稿は『人生から「逃げる」コマンドを封印している人へ』<やしろあずき著>の抜粋です)