公正公平な
抽選はできるのか

 2つ目の不安は「専用はがきの抽選は迅速かつ正確にできるのか」だ。

 事務局は応募はがきが到着次第、抽選を行うというが、数十万枚~数百万枚のはがきを数日間で抽選する際、どんな方法が取られるのか筆者には想像がつかない。まさか、はがきが詰まった段ボール箱の中から担当者が1枚ずつ取って「当たり」を決めるわけではないだろう。

 事務局は「できるだけ多くの人に購入してもらいたいので、同一人物がスマホとはがきの両方での申し込みはできない」と言っている。

 しかし、同一人物によるスマホとはがきの申し込みをどう回避するのか。また、スマホの先着順で得た引換券(スマホ内蔵)とはがき抽選で得た引換券を、同一人物が販売場所や時間を変えて持参した時、同一人物の重複を判別することはできるのだろうか。

 どんな抽選方法をするのか公表されないと、応募した消費者にすれば、本当に正しく抽選されたのか疑心暗鬼になるだろう。不正はなくても、機械トラブルやはがきの紛失などが発生する可能性はある。これは、税金を使ったキャンペーンである。迅速かつ正確に、そして公平公正が求められるのは当然のことである。

 東京の食事券は、第2次応募となり出足からつまずいている。そのために、食事券の利用期間が他道府県に比べてかなり遅くなっている。

 利用開始は11月20日からだが、応募はがきが配布されるのはその前日の11月19日からだ。第1回の当選通知(引換券)が1週間後に届いたとしても、食事券を利用できるのは11月末からとなる。第2回の抽選以降のすべての食事券が利用できるのは、12月中旬以降になるのではないだろうか。いずれにせよ、少なくとも忘年会やクリスマスシーズンには間に合うようにすべきだろう。

 公正公平さが課題な点は、スマホ等の携帯端末での申し込みも同様だ。

 Webからの申し込みは、従来の発表通り、先着順である。