旅行代金の15%相当額を付与する「地域共通クーポン」 Photo:JIJI

「Go Toトラベル」キャンペーンでもらえる「地域共通クーポン」の使い方をしっかり理解している人はどれだけいるだろうか?利用するにはさまざまな条件がある上に、「電子クーポン」の場合は、利用できる店も限られているなど、使いこなすのは意外と難しい。そこで今回は「おトク」を取りこぼさないための裏ワザを解説する。(消費経済ジャーナリスト 松崎のり子)

「地域共通クーポン」、実はくせ者

 政府の観光支援策「Go Toトラベル」が、期間延長の方向で検討されているという。当初は2021年1月末までの予定だったが、いっそ先のGWまでやった方がいいのではという声が上がっているとか。

 振り返れば、今年の大型連休は緊急事態宣言の真っただ中で、旅行どころではなかった。レジャー施設も休業、お祭りやイベントも自粛と、史上最も静かなGWだったのではないか。その借りを取り戻そうという思惑もあるのだろう。

 なお、10月からはそれまで除外されていた東京発着の旅行も対象となり、35%の旅行代金割引に加え、15%相当の「地域共通クーポン」付与もスタートした。キャンペーンに上乗せする各自治体の割引も始まり、まさに「Go To狂騒曲」が繰り広げられている。

しかし、この「地域共通クーポン」が、なかなかくせ者なのだ。概要はこうだ。

・旅行代金の15%相当額を地域共通クーポンとして配布。1000円未満の端数が生じる場合には四捨五入(端数が500円以上の場合は1000円のクーポンが付与される)
・お釣りは出ない。
・旅行業者や宿泊事業者より配布する。
(Go Toトラベル事務局サイトhttps://goto.jata-net.or.jp/coupon/より)

 端数が500円以上の場合は1000円のクーポンを付与、とはずいぶん太っ腹だ。ただし、注意点がある。地域共通クーポンには「紙クーポン」「電子クーポン」の2種類があるのだ。