投票機械を製造するドミニオン・ボーティング・システムズ社はほとんど知られていない。だが、ドナルド・トランプ大統領が不正を主張している大統領選挙で重要な役割を担い、批判の矛先を向けられている。連邦・州当局者は今年の選挙について不正とは無縁だったとしている。デンバーを拠点とするドミニオンによると、米有権者の約4割が同社の機械を使って投票。国内28州とプエルトリコの各地で広く利用されている。ドミニオンは今年の選挙を前に、ジョージア州の選挙システムを近代化するためおよそ1億ドル(約100億円)の契約を結んだ。同社の機械で作成された紙の投票記録は、ジョージア州が現在実施している大統領選の手作業による再集計の対象となっている。
トランプ氏が批判の矛先、無名の投票機メーカーに脚光
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