米半導体大手エヌビディアが18日発表した8-10月期(第3四半期)決算は、売上高が過去最高に達し、大幅増益となった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で家庭用のコンピューターやビデオゲームの需要が急増し、ビッグデータセンターでの同社製チップの利用が増えたことが要因。売上高は前年同期比57%増の47億3000万ドル。1株利益は前年同期の1.45ドルから2.12ドルに増加し、ファクトセットがまとめたアナリスト予想を上回った。エヌビディアは11-1月期(第4四半期)の売上高を約48億ドルと予想している。これも市場予想を上回る水準。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)はここ10年で同社を画像処理半導体(GPU)のニッチ企業から、人工知能(AI)やデータサイエンスコンピューティングの分野の有力企業に転換してきた。
エヌビディア8-10月期、売上高が過去最高 コロナ禍で需要急増
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