【必読ポイント!】
◆セガグループの「中の人」
◇PDCAを回してクオリティを上げる

 最初に登場するのは、セガグループの公式Twitterアカウントを運営し、350以上もの自社アカウントの統括・利用促進を手掛ける「中の人」だ。

 セガグループでは、所有しているアカウント数が多い分、担当者が新人や経験の浅い投稿者であることも少なくない。そのため、公式Twitterアカウントの「中の人」は、アカウントの開設時のサポートも担当し、新任の投稿者、管理責任者にはSNS運用のためのeラーニングを受講してもらうことにしている。eラーニングの内容は、肖像権への配慮といった基礎的な内容から、炎上しやすい内容の把握、キャラクターの権利に抵触しねない投稿を避ける方法までと幅広い。こうした徹底した教育によって、トラブルを未然に防いでいる。

「中の人」は、どの日に何の投稿をするか、スケジュール表に入力して管理することを推奨。その表をもとに、画像などの素材を用意したり、許可を取ったりして準備を進める。

 投稿のクオリティを上げるためには、編集会議がおすすめだ。1人で担当している場合は「ひとり編集会議」になる。編集会議では、「この投稿内容ならリツイートやいいねの数はこのくらいだろう」という目安を立てておく。そして投稿後、実際の反響と比較してみよう。思ったよりも反響が少なかったなら、見せ方や伝え方に工夫の余地があったのかもしれない。反響が大きければ、そのテーマやジャンルの投稿を増やすなど、投稿内容の編成を考える参考になる。こうしてPDCAを回し、投稿のクオリティを高めていく。

◇何が求められているアカウントかを考える

 基本的なことではあるが、SNSを使うこと自体が目的化してしまうと本末転倒だ。担当アカウントの関心層はどんな人で、どんな情報を求めているか、どのようなSNSが適切なのかを考える必要がある。

 セガグループでは、ゲームユーザーはTwitter利用者が多いことから、ほとんどのゲームタイトルでTwitterを利用している。セガのお店、ゲームセンターでは店舗ごとのTwitterに加えてLINEのアカウントを開設し、クーポンを配信したり、Twitterと連動して謎解き企画を開催したりもしている。