◇Twitterならではのリアルさを楽しむ

 通常の企業コラボというと、綿密に準備した上で実施するものだ。その一方で、思いつきのツイートがそのまま企画になり、「筋書きのないドラマ」をフォロワーと共有しながら進行するのもTwitterならではだ。

 セガグループは18年6月に開催された「東京おもちゃショー2018」にて、「クレヨンしんちゃん」に登場する「野原ひろし」の靴下の臭いを化学薬品で再現して“体感”できるコーナーを設置した。このコーナーは大人気で長蛇の列となり、Twitterでも話題を呼んだ。

 すると、花王「アタック」アカウントから「これ、終わったら洗っちゃダメですか?」と声がかかり、シャープのアカウントからは洗濯機を提供したいという申し出があった。こうして「花王アタック・シャープ洗濯機連合vs野原ひろし靴下」という構図で、靴下の臭いを落とす実験をすることになった。

 結果的に花王アタック・シャープ洗濯機連合の勝ちとなったが、万一臭いが落とせなかったら、アタックブランドにとってマイナスになりかねない。先が見えない不安とワクワクが同居するリアルな面白さは、Twitterの醍醐味だろう。

◆東急ハンズの「中の人」
◇自分の言葉で伝える

 続いて登場するのは、2009年からTwitterに参戦し、10年以上も人気アカウントであり続ける東急ハンズの「中の人」だ。

 東急ハンズのアカウントは、毎朝のあいさつ投稿を定番として続けている。投稿時点での温度感を大事にし、フォロワーからのレスに反応するために、ほとんど予約機能を使わず、リアルタイムで投稿する。そうすれば、「東京は今にも雨が降り出しそうな雲行き」「便利なレイングッズをたくさん取りそろえていますよ」などという来店促進も可能だ。