ドナルド・トランプ米大統領の弁護団は、大統領選挙を盗むために民主党関係者と外国政府が共謀したという疑惑を訴えている。各州がジョー・バイデン氏の勝利認定に向けて進む中、トランプ陣営は法廷闘争でつまずき、逆転に向けた糸口が急速に狭まっている。トランプ氏の顧問弁護士を務めるルディ・ジュリアーニ氏は19日、共和党全国委員会本部で行われた約90分の記者会見で、陣営の主張について詳しく説明。ここ数日、一部のトランプ支持者の間で広がっている陰謀説に言及した。ジュリアーニ氏は、幾つかの裁判で展開した議論を引用したが、さらに一歩踏み込んで、外国勢力からの干渉を主張。「民主党が運営する大都市、特にこれまで汚職問題が発生してきた大都市で投票不正を実行する計画があった」と指摘した。