米民泊仲介大手エアビーアンドビーは今週、新規株式公開(IPO)の目論見書を提出し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で旅行業界が圧迫されている困難な年に、上場申請に踏み切った。  エアビーは2008年創業で、ジョー・ゲビア氏が自身のアパートでエアマットレスを貸すビジネスを友人のブライアン・チェスキー、ネイサン・ブレチャージク両氏と始めたのがきっかけだ。今や世界的な大企業へと成長。400万を超える宿泊施設オーナー(ホスト)を通じて740万件を超える物件を貸し出すとともに、ワイナリー巡りや山頂ヨガ、陶芸教室などの「体験」を提供している。