インスタフォロワー、わずか1年で14万人を突破した堀ママ。出雲大社で参道で約100年続く老舗漢方薬局の4代目でありながら、インスタ「堀ママ」のオネエメッセージが大人気です。
著者は、体の不調の解消だけではなく、本人の抱える常識や執着といった束縛からの「心の解放」を終着点としている漢方薬剤師。西洋医学、漢方医学、心理学の3つの視点からの総合的なアプローチを行い、不妊、婦人科疾患、うつ、ダイエット、自律神経失調症など心と体の悩みの相談件数は5万件を超えています。
そんな堀ママがはじめて書いた本が、「自分を傷つけながら生きるなんて、
あんたどれだけドMなの?」。
はやくも、インスタ界隈では、大きな話題になっています。
「ダメな男ばっかり寄ってくるですって?」「ランニング女子は、たるむから気をつけなさい」「白湯もたくさん飲むと冷えるわ」など気になるメッセージがいっぱい。
この連載では、本書に紹介されている堀ママのメッセージの中から特別に抜粋し、ご紹介していきます。
そんなこと、さも大変そうに言われても全然響かないわ。
あたしなんてそれを上回るアラフィフ、独身、彼氏なしの三重苦よ!
なんてつい年齢であたしの方が大変マウンティングしちゃったりしないかしら。
* * *
自分の悲惨さ、大変さをアピールして上位に立とうだなんて、まさにBBAじゃない。
あたしとしたことが反省だわ。
ただし間違えないで。あくまでもBBAはビューティフル ブリリアント エイジの略だから、そこんとこヨロシクよ。
うふ、この表現たまたま見つけて気に入ってるの。うふふ。
自分がどんな状況にあるかは、自分がどんな人間かを決める大きな要素よね。
若いか、年を重ねているか。
美しいか、美しくないか。
男がいるのか、いないのか。
結婚しているのか、してないのか。
子どもがいるのか、いないのか。
自分という人間は、社会的ないろいろなステイタスで規定されてる部分が多いのよ。それは意識的だったり、無意識だったりもするけど、ひとからどう見られてるかで意外と自分自身と他人を縛ってたりするのよね。
ただ一方で、そういう属性とは全く違った基準もあるわ。
やさしさ、おおらかさ、未来志向、慎重さ、コミュニケーションなど、ステイタスでひとと比べるのではなくて、自分がどういう人間か自分のものさしで測るの。
社会的なステイタスとは違って、いくらでも自分なりの見方で変化させることができる。自分がどういう人間かを見る視線を変えることは、自信にもつながるわ。
そしてその自信は、もっともっと楽に生きていけるように自分を解放していくなによりの力なのよね。
え? その自信がなくて困ってるですって。
大丈夫よ、あなたはその方法を知らないだけだわ。
自信はね、心の持ちようだけでは変わらないのよ。
実績を積み上げて、成功してもダメよ。実績で積み上げた自信は、実績が崩れたらいともカンタンに崩れ落ちちゃう。
なぜだかわからないけど、自信が持てないでいるでしょう?
根拠がないのに漠然とした不安が湧き上がってるでしょ?
それは、体から湧き上がる不安なの。
心の悩みを心で解決しようとしてもどうにもならないのよ。
体と心の仕組みを知れば、漠然とした理由なき不安や自信のなさを、どんどん減らしていくことができるわ。
年齢なんて関係なく、男がいるかいないかも関係なく、どんな状況であろうとも、開き直りという意味ではなくて、自信で輝けるオンナになれるわ。
大丈夫よ。
フレッシュ!
フレッシュ!
フレッシュ!
夏の扉も、人生の新しい扉を開けるのも、あなた次第よ。*1
まずはそうしたいって気持ちだけでもいいわ。それでスタートは切れる。
大丈夫よ。
*1
松田聖子5枚目のシングル「夏の扉」。資生堂エクボとのタイアップ曲。なんだか新しいことがはじまりそうな、キラキラ80年代POPチューンよね。「髪を切った私に 違う女みたいと」という歌い出しのように、デビューからの聖子ちゃんカットをばっさり切って、年末の紅白でこの曲を歌ったのは有名よ。