2020年もあとわずか。コロナ第三波が到来する中、ビジネスパーソンの中でも、リモートワーク大歓迎の「リモート強者」とリモート化になじめない「リモート弱者」に二極化しつつある。
あなたは「リモート強者」か?「リモート弱者」か?
そんな時、心強い味方が現れた。
ITビギナーから絶大な信頼を得ている平塚知真子氏だ。
平塚氏は、Googleが授与する資格(Google認定トレーナー/Google Cloud Partner Specialization Education)を2つ保有する国内唯一の女性トレーナー経営者。
初の単著『Google式10Xリモート仕事術──あなたはまだホントのGoogleを知らない』が発売たちまち重版。大胆にもGoogleの70近いアプリを「10」に厳選。「10%改善するより10倍にするほうがカンタン」というGoogle急成長の秘密「10X(テンエックス)」で成果を10倍にする「10X(テンエックス)・10(テン)アプリ」をフルカラーで初めて公開した。
“日本一のマーケッター”の神田昌典氏(マーケティングの世界的権威ECHO賞・国際審査員)も「こんな使い方、あったのか」と絶賛するノウハウとはどんなものか(12/11リードフォーアクション主催の「読書会」案内はこちら)。
では、“リモート弱者”が“リモート強者”になる、誰も教えてくれなかった方法を紹介しよう。
★質問
デジタルデータなのにコピペはもう嫌!もっとスマートな方法ありませんか?
部下から、毎日の日報や売上などの数字をチャットアプリから報告してもらっています。
つい最近まで電話やFAXで送られてきた数字をホワイトボードに書き写してたのに比べれば、隔日の感があります…。
でも、最近気づいたんです。チャットアプリで送られてきた数字も、集計するには表計算ソフトに入力しなおす必要があるんですよね。デジタルデータなのにコピペする作業って結局アナログだなあ、って気づいたらなんか悲しくなりました。
平塚さん、なにかいい方法はありませんか?
☆回答
自動集計できるアンケートを採用すれば、コピペ入力が不要になります。
つい最近までFAXでやりとりしていた数字を、チャットアプリに切り替えられたのですね!
千里のDX(デジタル・トランスフォーメーション)も一歩から。
おめでとうございます!
でも、DXについての意識が高まってくると、今度はアプリ同士でデータがやりとりできないことがすごく不便に思えてきますよね。
この障壁を、私は「ITの段差」と呼んでいます。
「ITの段差」とは、ひとことでいえばクリックひとつでデータの使い回しができないこと。
ITツールの提供元の企業が異なると、2つのツール間でのデジタルデータの流用にはアカウントとセキュリティの壁があるからです。
でも、 Google ならビジネスで使用するさまざまなアプリを提供しているので、 Google アカウント1つあるだけで、このITの段差をいともカンタンに乗り越えることができるんです。
日々の業務報告をスマートに完結させるには、ズバリ! スマホからでも、だれでもカンタンにアンケートを作成・回答できる Google フォーム を導入しましょう!
Google フォーム は、いまやちょっとしたイベントの参加申し込みやアンケートなど至るところで使われています。皆さんも知らないうちに使っているかもしれませんね。
でも、 Google フォーム が最強である理由はそこではありません!
回答されたデータは、そのまま Google スプレッドシート に出力でき、一度出力したら、ずっとフォームの最新データと同期するのです。
つまり、いままでチャットアプリを必死にスクロールして、集まってきたデータを表計算ソフトにあなたの手で打ち込む手間がいらないんです。
さらに、回答はAIで自動的に分析され、リアルタイムの回答状況やグラフを見ることもできてしまうんです。
まとめると、今までは
1)部下が出先からスマホのチャットアプリに数字を入力してチャットルームに送信
2)あなたがチャットルームを開き、送られてきた数字を表計算ソフトに手入力
3)表計算ソフトのグラフ機能を使ってグラフを作成
4)追加でデータが送られてくるたびに1~3を繰り返し
こんなフローだったのが、 Google フォーム を使えば
1)部下は出先でスマホから Google フォーム に数字を入力して送信!
自動でスプレッドシートにデータが記録され、グラフも自動で作成される(データが送信されるたびに自動更新!)
と、ほぼ自動化されてしまうのです。
どうでしょう? 10X が実現できそうな気がしてきませんか?
使っているけど使いこなせてない、知っていれば得ではなく、知らないと大きな損!
そんな Google ツール で10Xする方法に興味があれば、ぜひ拙著『Google式10Xリモート仕事術』で、そのヒントを見つけてみませんか?