米連邦および州当局は、フェイスブックとアルファベット傘下のグーグルに対して、新たな訴訟を起こす方向で準備を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。来年1月末までに最大4件の訴訟が提起される可能性があるという。米司法省は先月、反トラスト法(独占禁止法に相当)に違反したとして、すでにグーグル提訴に踏み切っており、新たな訴訟が加われば、ハイテク大手への風当たりがさらに厳しくなりそうだ。連邦・州当局は、両社がインターネット経済における支配的な地位を乱用し、グーグルは検索と広告、フェイスブックはソーシャルメディアの分野を独占したかどうかを調べている。フェイスブックが政府から反トラスト法違反で提訴されれば、国内では初めてとなる。