コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、11月度のファッションビル編だ。
パルコ・マルイがコロナ第3波の餌食に
ファッションビルの主要2社が発表した11月度の月次業績データ(テナント既存店取扱高、小売取扱高など)は、以下の結果となった。
11月度のパルコ(J.フロント リテイリング)のテナント既存店取扱高は、前年同月比83.6%(16.4%減)、マルイ(丸井グループ)の小売取扱高は、同80.1%(19.9%減)だった。