今年の買い物客には新たなモットーがある。それは「自分にご褒美を」というものだ。業界幹部や市場調査会社によると、消費者は家に閉じこもり、旅行や体験、外食への支出が大幅に減り、ブランドのハンドバッグやダイヤモンドジュエリーといったさまざまな高級品が売れているという。こうした高級志向は、消費者がより安価なものを購入していた過去の景気低迷時の状況とは異なっている。これは富裕層に限ったことではない。あまり裕福ではない買い物客も、高級パスタソースやサロン用シャンプーなどを購入している。新型コロナウイルスが流行したせいで人々が活動を抑制し自宅にこもることを余儀なくされる以前なら、手が届かなかったり、価格に見合う価値がないと考えられたりしていた商品だ。
コロナ不況どこ吹く風、米で高級品志向のなぜ
1万ドル以上する特別仕様の時計を3つ買った人も
有料会員限定
あなたにおすすめ