失敗は、成功のための準備
そう思えば何も怖くはない

川原:世の中に流れる嘘の多さに、みんな気づいているけれど続けているのはおかしいという違和感があるんです。「こうあるべき」「こういうものだから」に縛られて、本当はあるはずもない“正しさ”を追いかけて、みんなが自分自身を見失っている。だから「目が死んでいる」なんて言われてしまうし、生身の人間らしさが感じられない社会になってしまう。もっと枠を外れて、失敗してもいいじゃないかと言いたいです。

中野:そもそも、失敗の定義は人それぞれ違うはずです。だから自分の物差しを変えれば、失敗と思っていたものもそうではなくなる。小さなことでも成功と思えば成功です。すべては自分が評価することであって他人が決められることではありません。それも失敗は、成功のための準備だと思えば何も怖くはないでしょう。

寺田倉庫元社長が語る「人間は抜けているくらいがちょうどいい」Photo by 竹井俊晴

川原:心配するより動きだせ、ということですね。(後編に続く)