巨額の予算を注ぎ込んだ映画を劇場公開と同時にインターネットで配信する算段はうまくいくだろうか? その答えは複雑だ。現在は米通信大手AT&T 傘下にあるエンターテインメント大手ワーナーメディアは、小さなスクリーンで大きな勝負を仕掛けようとしている。同社は2021年に公開予定の全映画作品を公開同日から自社の動画配信サービス「HBOマックス」で配信開始する予定だ。これらの映画のうち少なくとも4本は製作費が1億ドル(約103億円)を優に超える公算が大きい。クリスマスの12月25日には「ワンダーウーマン1984」がこの方式で公開され、同戦略の感触が大々的に試される。製作費2億ドル超とも報じられるこの映画は、加入者向け配信サービスでデビューを飾る作品として、これまでで最も大型の映画となる条件を満たしている。
ワーナー大作映画のネット同時配信、その吉凶は
新作「ワンダーウーマン」の公開時配信は史上最悪のミッション
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