米電気自動車(EV)メーカーのテスラが21日、SP500種指数に組み入れられた。ただ、株価は急落し、組み入れを見越してこれまで膨らんでいた需要がしぼんだ形となった一部の投資家が利益確定に動いたとみられ、テスラは午前の取引で5.1%下落。SP500種の構成銘柄でテスラの時価総額は6番目の大きさで、テスラによるSP500指数の押し下げ効果は0.1ポイント未満だった。テスラは午後も軟調な動きが続いている。この日は英国でのコロナウイルス感染拡大やロックダウン(都市封鎖)強化に対する投資家の懸念が高まり、株式市場全体に売り圧力が強まった。ただ、テスラ株は年初から700%近く上げており、18日には過去最高値を更新。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に賭けていた投資家から多くの富豪が生まれたことになる。SPダウ・ジョーンズ・インデックスがSP500種にテスラを組み込むことを発表した先月から、上昇に弾みがついていた。
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