ウィリアム・バー米司法長官は21日、ジョー・バイデン次期大統領の息子ハンター・バイデン氏に関する疑惑あるいは、大統領選の不正疑惑を調査する特別検察官を任命しない意向を明らかにした。ハンター氏の件は「責任あるプロフェッショナルな方法で扱われている」との見方を示した。1988年に英スコットランドで起きたパンアメリカン航空機爆破事件に関連して刑事訴追を発表した記者会見の場で述べた。ホワイトハウスは今のところコメントに応じていない。バー長官は、ハンター氏に関する疑惑の取り扱いや先月の大統領選に絡んで不正があったと主張するドナルド・トランプ大統領と衝突し、間もなく司法長官を退任する。長官は会見で、この調査へのバイデン次期政権の「責任ある」対応に期待感を示した。