顧客企業がコンサル会社を選定する際、ある工夫をすることで、コンサル各社が「馬脚」を現す可能性が高い。その一つとして、コンサルが苦手としている「ある一言」を質問してみるといい。その回答や回答の仕方を観察すれば、そのコンサルの経験や決意、覚悟が透けて見えるはずだ。(リポタ株式会社代表取締役、経営コンサルタント 中野豊明)
コンサルが
苦手としているもの
名セリフ「やられたら、やり返す。倍返しだ」のドラマ、『半沢直樹』は視聴率30%を超える大ヒットとなった。
半沢以外の登場人物のセリフにもそれぞれの人生模様が織り込まれている名作だと思うが、やはり主人公の半沢が窮地からどうやって「倍返し」や「1000倍返し」をするのか、その有言実行ぶりに注目が集まったのではないだろうか。
実はこの「有言実行」は、意外にもコンサルが苦手とするものの一つだ。もちろんコンサルは「有言不実行」だということではない。
では、コンサルは「有言実行」の一体何が苦手なのだろうか?