新型コロナウイルス感染がなお急拡大している米国では、予防ワクチンの接種が始まったにもかかわらず、向こう数カ月に検査を一段と拡大しようとする動きが広がっている。マスク着用やソーシャルディスタンシング(対人距離の確保)といった対策に加え、検査の頻度を増やすことで、ワクチンが広く普及する前に人々が学校や職場に戻れるようにすることが狙いだ。動画配信サービス大手ネットフリックスや金融大手ゴールドマン・サックスなど大企業の一部は、無症状の感染者を判別するため、従業員に対する検査拡大に乗り出した。グーグルは9万人に上る米社員に対して週次の検査提供を開始した。航空会社や観光関連組織は、検査により航空機での移動が再び活発化することを期待している。
米コロナ検査なお拡大、ワクチン普及前の需要高く
4月までに2億回の検査ができるとの推計も
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