ドナルド・トランプ大統領は、家計や企業を支援する新型コロナウイルス救済法案に署名した。法案にはワクチン配布などへの資金提供も含まれている。また、9000億ドル(約94兆円)規模の救済法案は政府の2021会計年度(20年10月~21年9月)歳出法案(1兆4000億ドル)と一本化されたことから、来年9月までの予算も確保された。救済法案では、共和党が重視していたコロナ関連の賠償責任を巡る企業の免責条項や民主党が要求していた州・地方自治体への支援は除外された。トランプ氏が要求していた現金給付額の引き上げは実現しなかったものの、トランプ氏は法案に署名した。法案に盛り込まれた内容のハイライトを以下の通り。法案には、春から夏にかけて国民が受け取った現金給付による家計支援の第2弾が含まれており、その費用は1660億ドルとなる。
米コロナ救済策、94兆円の中身は?
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