本欄は合衆国憲法を指針としている。憲法は自由を守る永続的な基盤であり、今週あらためてその力を示した。暴徒によって一時占拠された米議会は、当日中に審議を再開し、選挙人の投票とジョー・バイデン氏の当選を承認した。われわれは次期大統領に祝意を表する。バイデン氏は1月20日正午、憲法の定めに従って正式に就任する。***それでも6日の不名誉な出来事と、ドナルド・トランプ大統領に残された13日間をどうするかという問題が残っている。民主党のチャック・シューマー上院院内総務とナンシー・ペロシ下院議長はトランプ氏の即時罷免を要求した。副大統領と閣僚による合衆国憲法修正第25条発動、もしくは新たな弾劾条項に基づくものだという。この要求の背景には党派的な敵意があるとはいえ、トランプ氏が6日に取った行動は、容易に見過ごせない憲法上の問題を提起している。
【社説】トランプ氏の辞任が最善
弾劾を巡る闘争より国益にかなう
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