ソーシャルメディア(SNS)を武器にする新興のデイトレーダーが株価を最高値に押し上げ、特定の企業を超人気銘柄へと変えている。新型コロナウイルス禍で個人投資家ブームが開花するのに伴い、彼らが集まるネットのたまり場の人気もうなぎ登りだ。TikTok(ティックトック)やツイッター、ユーチューブ、レディット、インスタグラム、フェイスブック、対話アプリのDiscord(ディスコード)などはここにきて、新たなウォール街のトレーディングデスクとなっている。個人投資家はそこでテスラなど注目銘柄について話し合ったり、利益を自慢したり、損失に同情したりしている。単に会話しているだけではない。互いの投資戦略や売買に便乗し、相場の勢いをあおっており、昨年3桁またはそれ以上の値上がりを記録した銘柄も登場した。