ウーバー・テクノロジーズとリフトの米配車サービス大手2社が新型コロナウイルス予防ワクチンの普及に一役買おうと、バイデン次期政権に働きかけている。自社の運転手への優先接種も求めている。リフトの幹部陣は昨年12月に開いたジョー・バイデン次期大統領の政権移行チームとの会合で、ワクチン関連の輸送についての政府予算の配分を要請した。リフトのヘルスケア事業責任者、メーガン・キャラハン氏が明らかにした。リフト関係者は、リスクにさらされているが新型コロナの影響で公共交通機関の利用が制限されている人や、医療行為を受けるための移動手段がない人についての公的データの分析結果を提供した。別途、ウーバーは12日、配車アプリを通じたワクチン安全情報の提供を巡り、ワクチン製造元の米モデルナと提携すると表明した。両社は保健当局と協力し、予防接種を受ける資格のある人の接種場所への送迎や接種予約の再確認などのサービスを提供したい意向だ。