「面白い人」にならないと生き残れない?

――どういう人が本田さんのオンラインサロンに集まってきていますか?

本田 現在200人ほどが入ってきてくれています。経営者が8割で、会社員が2割くらい。4分の1は女性です。ただこの時期にお金を払って参加している人たちなので、かなり前向きに何かを変革していこうと、今をチャンスと捉えている人が多いです。

――SNSのフォロワーと、「ファンコミュニティー」に集まってくるファンは全然違うものですか?

本田 そうですね。フォロワーってエンゲージメント(愛着心)が高くないと思うんですよね。SNSでフォローはしているけど、ほとんど発信内容を見ていなかったりとか、別に深く関わっているわけでもないじゃないですか。だけどファンっていうのは、積極的にそのコミュニティーに対して関わっていて、濃さが違う。

――積極的に選ばれるために、本田さんは何かしましたか?

本田 僕の場合は、これまで本を出すなど培ってきたものがあるので、ファンはある程度いた状態かもしれません。「ファン」というと芸能人みたいに思われるかもしれませんが、全然違います。発信したものに対して、共感してくれている人たちのことです。

――本田さんのように、今まで本を出すなど活動してきた人たちは少数派です。今ゼロの状態から何かを始めようとしている人たちはどうすればいいでしょうか?

本田 まずは発信して共感を得ることが大事です。例えば、インスタで1000人くらいのフォロワーしかいなくてもエンゲージメントが高いアカウントはあるようです。フォロワー数だけで効果が決まるわけではなく、狭いターゲットでも深く刺さっているかどうかが大事。これから何かをゼロから始めようとする人は、共感を得られるような発信だったりとか、コンテンツだったりを用意しなきゃいけないです。

――著書でも「世の中には面白い人たちがいると気づいた」という趣旨を書いていますが、逆に面白い人間でなければ今後生き残れないという焦りのようなものを感じている人もいるかなと思います。

本田 全員が面白い人を目指さなくてもいいと思います。無理する必要はないです。人それぞれ向き不向きがあるので、他の生き方もあると思うんですよね。

 でも面白さって何だろうということを考えると、「オリジナリティー」なんだと思います。オリジナリティーをゼロから作るのは大変ですが、一番簡単なのは、組み合わせです。

――組み合わせとは?

本田 例えば今、僕のオンラインサロンで面白い人がいます。山田翔太さんという人なんですが、サラリーマンだけどアスリートなんです。彼が面白いのは、アスリートと日本文化を掛け合わせたことです。アスリートを集めたお茶会をやるとか、アスリート陶芸家としても活動しているみたいです。非常に面白いですよね。