コロナ禍で、実際に店舗にいって買い物をする人は減った。ネットショッピングの市場は拡大するばかりだが、そんな時代に営業力をどう磨けば良いだろうか。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)
拡大するネットの市場、ついていけない営業力
コロナ禍の影響もあり、以前にも増してネットで商品を購入する人が多くなった。あなたもそうではないだろうか?
今やネットで購入するのが普通になり、実際に足を運んでリアル店舗で買う方が珍しい、という状況になっている人も多い。私自身も近年はネットで購入することが多くなった。リビングのエアコン、スタッドレスタイヤ、服や靴などこれらの商品は少し前までお店に足を運び購入していた。服や靴は試着したいし、エアコンやタイヤは実物を見て判断したいが、気づけばこういった商品ですらネットで購入するようになったのだ。
Amazonが去年の決算で、売上高も純利益も過去最高を記録した。ネットでの市場はどんどん拡大している。しかし、営業力はその成長スピードについていけているだろうか。
ネット上でやり取りをすると「あぁ、なんてもったいないことを……」と感じることが数多くある。営業コンサルタントとしては「こんなときはこうしないと」とアドバイスしたくなるものだ。
事例を紹介する。