ネットショップの営業力のレベルは?

 ネットで、とある商品を探していた際、私の希望しているサイズが“在庫切れ”となっていた。どうしても欲しかったため、問い合わせフォームからメールを送った。

 すると「この商品は一時的に生産できない状態になっています」と返事が返ってきた。対応は早かったものの、それっきりでその後一度も私のところに連絡はなかった。

 お客様からの問い合わせは最大のチャンスである。

 もしもそのとき、「Aの商品はご用意できませんが、類似のBという商品もあります。いかがでしょうか?」と提案いただければ、間違いなく購入しただろう。

 仮にこれが不動産か生命保険の営業スタッフだったらどうだろう?営業の基本を押さえているスタッフならば、間違いなく「お客様の希望に近いプランが2つほどございます。いかがでしょうか?」と提案してくる。また、その後も定期的にアプローチしてくるはずだ。

 今のところネットでの問い合わせは多い。だからチャンスを逃しても「またすぐにお客様が来るだろう」と思ってしまう。こうしていいお客様を逃していることに気がつかない。

 ネットショップの販売側も「お客様からの問い合わせは最大のチャンスであり必ずものにする」といった営業の基本を学んでおいた方がいい。

 ネットでもささいなチャンスをものにする人たちだけが生き残っていくのだ。

結果を出している営業スタッフの話

 では、ここで、ささいなチャンスを確実につかんで結果を出している営業スタッフを紹介しよう。

 機械系のトップ営業スタッフとお会いしたときのことだ。かなり特殊なものを売っていて、理系の機械科を卒業した私でもほとんど理解できないほどマニアックだ。

 この方は、元々は文系で機械とは全く関係ない。にもかかわらず、短期間で結果を出した。その秘訣を聞くと、初めは「特別なことはしていないんです」といった感じだったのだが、会話の中で「普通にやっているだけですが、ただどんなときも提案をします」と話が出てきた。この言葉を聞いたとき「あぁ、これが秘訣なんだな」と確信した。