洗車のキーパーが12月に「1店残らず売り上げ新記録を更新」できた2つの理由Photo:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、12月度のその他サービス編だ。

洗車ブームでキーパーが圧倒的な「勝ち組」に

 その他サービスの主要4社が発表した12月度の月次業績データ(既存店売上高、国内売上高、パーキング業績など)は、以下の結果となった。

 12月度のタイムズ(パーク24)のパーキング業績は、前年同月比84.9%(15.1%減)、QBハウス(キュービーネットホールディングス〈HD〉)の既存店売上高は同81.6%(18.4%減)だった。

 タイムズとQBハウスが前月(11月度)に引き続き不調な一方で、残りの2社は好調だ。

 12月度のスタジオアリスの国内売上高は前年同月比109.3%(9.3%増)、キーパー(KeePer技研)の既存店売上高は同133.4%(33.4%増)まで跳ね上がった。

 キーパーの好業績の秘密とは何か?