ジョー・バイデン次期米大統領は就任後100日間で取り組む多くの課題を掲げている。だが、共和党前政権が策定した政策の一部撤回や新型コロナウイルス感染抑制を目指す中、民主党は議会で辛うじて過半数を握る厳しい状況にあり、国家は依然分断に揺れている。バイデン氏の政策課題の一部は迅速に前進させることができる。ドナルド・トランプ大統領による措置の幾つかを覆し、国際協定に再加盟するための大統領令などだ。議会の協力を要する目標もある。1兆9000億ドル(約197兆円)規模の新型コロナ救済対策や、閣僚候補の指名承認がこれに当たるが、上院はこれと並行してトランプ氏の2度目の弾劾裁判に向けた準備を進めることになる。トランプ氏は支持者による議事堂占拠を扇動した罪を問われている。
バイデン新政権、発足100日の政策目標
上院で辛うじて過半数を握る状況下、法制化目指す
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