サウナを愛するプロサウナーたちの厳正な審査によって選出される“今行くべき全国のサウナ施設”を表彰する『サウナシュラン』。2020年、特別賞に選ばれたのが、カンデオホテルズだ。サウナ専用施設ではないホテルチェーンが受賞に至った理由には、同社が掲げる“唯一無二の四つ星ホテル”というこだわりがあった。ビジネスパーソンたちから熱く支持されるホテルの戦略について、トップに話を聞いた。(清談社 中村未来)
デザイン性を極めた
極上サウナが人気
カンデオホテルズは、全店舗の最上階に露天風呂『天空のスカイスパ』を完備している。他のホテルチェーンでは例がなく、同社最大の売りでもある。サウナシュラン2020でも、「星空に一番近いスカイスパ」として紹介された。
男湯にはドライサウナ、水風呂、露天風呂が設置されているが、これは自身も大の風呂好きだという代表取締役会長兼社長の穂積輝明氏の強いこだわりだ。
「大浴場において、サウナ、水風呂、露天風呂の3つは外せないポイントだと思っています。かといって、普通のスーパー銭湯と同じでは面白みがありません。宿泊されるお客様に非日常的な体験をしていただこうと思い、最上階にスパを作りました。デザイン性にもこだわっており、そこが今回特別賞をいただけた理由かと思っています」