テレワークによる巣ごもり、外出自粛生活で、家で食べてばかりで太ってしまった、というビジネスパーソンは、けっして少なくないだろう。ダイエットや生活習慣病の予防対策など、のべ1万人の栄養指導に携わってきた管理栄養士の菊池真由子氏が、このたび『食べて、やせる! おうちdeダイエット』を出版。同書からの抜粋で、自宅でおいしく食べながらやせるための効果的な食習慣を紹介する。
麺とスープの成分は「糖質と脂肪だけ」
いつも自炊では疲れてしまいます。たまには手抜きをして、カップ麺を楽しむのもいいでしょう。
ただ、カップ麺を食べるときは、注意が必要。麺とスープの成分は「糖質と脂肪だけ」のため、それだけ食べると確実に太ります。
そこで、「おうちdeダイエット」ではひと工夫します。
カップ麺と一緒に「卵」を食べるのです。これだけで、食べても太らなくなります。
卵には、「やせる栄養素」――「ビタミンB群」と「タンパク質」がたっぷり含まれています。
ビタミンB1が麺の糖質を分解し、ビタミンB2がスープの脂肪を燃やします。さらにタンパク質が、食事のカロリーを発散してくれるのです。
卵の分量は1個で十分。ゆで卵やラーメン用の煮卵を用意しておくと、手間がかかりません。