疑惑の品を実際に検証

 さて、ネットで疑惑となっている商品をざっとまとめてみた。

●空洞塩むすび:塩むすびの内部に、具を詰められそうな不自然な空洞がある。
●底上げ弁当:弁当の容器が二重になっていて、弁当本体が入っている内容器に対して外容器がはなはだ大きい(実際の内容量が見た目よりかなり少ない)。
●詐欺カップ:飲み物の半透明のカップに色付けをして、内容物を偽る。
●ハリボテサンド:サンドイッチの、正面部分の見えるところにだけ具材がある。

 これらのどれも、ネットで証拠として添えられている画像が真実であるとするなら、「たしかにひどい」と感じても仕方がない。
 
 さて、近所のセブンを数軒回り、疑惑の品々を手に入る分だけ購入してきた(弁当はなかった)。約2000円の買い物であり、コンビニでは豪遊といってよく、検証が終わったら普通に食べるだけだから、取材にかこつけたこの買い物、ワクワク感は禁じ得ない。
 
 しかし、ワクワクしてばかりもいられない。我が尊きセブンさんが不穏な空気に包まれた状況である。冷静で客観的な目でもって真実を見極めねばならない。

セブン「疑惑の炎上商品」を検証、空洞塩むすびやハリボテサンドは本当かハムカツサンドの中身(著者撮影)

 明快なところから紹介していこう。「ハリボテサンド」に関しては、確認できなかった。今回ハムカツサンドといちごサンド、ついでにいちごジャムのコッペパンを購入したが、どれもおしりの方まで具がみっちり詰まっていた。ネットの告発画像ではハムがハリボテとなっていたが、ハムが使われているミックスサンドは筆者が日常的に食べており、これまでハリボテと感じたことはなかった。 

 次に「空洞塩むすび」だが、念のため2つ買って割ってみると、両方に小指の先が入りそうな小さめの、空洞ともいえないような空間が同じ場所にある(おにぎりの右下の方)のが確認できた。個人的には詐欺とは感じられず、製造の過程で起こり得る誤差の範囲内、という印象である。ちなみに塩むすびは初めて食べたが、すこぶる美味であった。今後は筆者がセブンで頻繁に買う梅おにぎりにこだわらず、こちらも採用していきたい所存である。

セブン「疑惑の炎上商品」を検証、空洞塩むすびやハリボテサンドは本当か塩むすびを割ってみた(著者撮影)

「ハリボテサンド」と「空洞塩むすび」に関して、ネットで「全然詐欺じゃないよ」と反証を、中には画像付きで上げている人もいる。告発画像と反証画像のどちらも真であると仮定するなら、製造工場の違いによって「詐欺」商品が生まれる場合があるのではないか、というのがちまたの見解である。
 
 難しいのは「詐欺カップ」であった。