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ファミリーマートのプライベートブランド商品である「お母さん食堂」の名称に、高校生たちが変更を求める署名を始めた。性的役割分担の固定化につながることを懸念しての取り組みだ。しかし、この署名には、ネット上で「大人」たちから感情的なバッシングが巻き起こっている。(フリーライター 鎌田和歌)

ファミマ「お母さん食堂」への抗議とは

 高校生が行った署名活動がネット上で大きな物議を醸している。いや、高校生の問題提起を大人たちが寄ってたかってたたいているというのが正しい表現かもしれない。

 署名サイトで賛同が呼びかけられたのは、「ファミリーマートの『お母さん食堂』の名前を変えたい!!!〜一人ひとりが輝ける社会に〜」というキャンペーンだ。2020年末までの期間限定で集められ、1万筆の目標には届かなかったものの、締め切りまでに7268筆が集まったことが報告されている(2021年1月4日現在)。

 署名の内容は、タイトルの通りで、大手コンビニチェーン・ファミリーマートのプライベートブランドである「お母さん食堂」の名称を変えてほしいというものだ。

 ファミリーマートは、総菜から冷凍食品、カット野菜や「サラダチキン」に至るまで、自社ブランドの食材に「お母さん食堂」のロゴを入れて販売している。売り場で「お母さん食堂」商品が占める割合はかなり多く、イチオシであることがうかがえる。イメージキャラクターは、かっぽう着姿の香取慎吾だ。

 ホームページには「お母さん食堂は、『家族の健やかな生活』を想って作った、美味しくて安全・安心な食事と食材を提供するブランドです」とあり、孤食の時代においても温かな家庭の味を思い出してほしいという意図なのだろう。