ジョー・バイデン氏の米大統領就任後間もない日々に関する多くの大きな問いの中で、これ以上に重要なものはない問いは、彼が中道路線の政治を維持できるのかというものだ。それとも彼は、中道から左へ引き寄せられてしまうのだろうか。就任第1週に見られた証拠はまちまちだった。最も無難な結論は、結論を出すのはまだ早すぎるというものだ。もちろんバイデン氏は、全体的に左に傾きつつあった民主党内で、中道派として選挙を戦った。民主党中道派の組織「サードウェイ」の政策担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、ジム・ケスラー氏は「バイデン氏が大統領候補の指名を獲得できたのは、穏健派だという理由からだ。穏健派にもかかわらず、ということではなかった。そして穏健派として大統領選挙で勝利した」と述べている。
バイデン氏は中道路線を保てるか 左傾化の引力の中
米新大統領の初期の試金石、状況はこれから鮮明に
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