100万円が10年後
520円にまで減る!?

宝くじを買うための資金100万円を準備して、還元率47%の宝くじを毎年1回購入したときの資金推移を単純計算すると、次のようになります。

開始時:100万円
1年目:47万円
2年目:22万円
3年目:10万円
5年目:2.3万円
10年目:520円

もちろん高額当選する確率もありますから、あくまでも単純計算ですが、毎年1回宝くじを買い続けると、100万円は3年で10分の1に減り、10年後にはたったの520円になることがわかります。

全国自治宝くじ事務協議会のHPによると、宝くじを発売できるのは、宝くじの法律「当せん金付証票法」(昭和23年施行)に定められた全国都道府県と20指定都市、つまり地方自治体です。

この地方自治体が、総務大臣の許可を得て発売元となり、発売等の事務を銀行等に委託しています。

なぜ宝くじの販売が、地方自治体の独占事業になっているかというと、「ものすごく儲かるから」。

紙に数字を印刷して、年末ジャンボなら1枚300円売るだけで、宝くじ売り場に行列ができるオイシイ商売なのです。

購入する側が損をする計算が成り立つにもかかわらず、なぜ宝くじを買う人が減らないのでしょうか。