どのカゴに盛るかは
死ぬ気で選べ

子ども1人を世話するのと、子ども10人を同時に世話するのと、どちらがしっかり面倒を見ることができるかをイメージしてみれば、容易に想像がつくと思います。

投資の神様として知られる米著名投資家のウォーレン・バフェット氏も、「分散投資は何を買っていいかわからない愚か者がするものだ」といっています。

少額投資の投資初心者のうちは、1銘柄への集中投資をおすすめします。

なぜなら、1つの銘柄に自分の資産をすべて集中させるためには、3つの銘柄に分散投資するときよりも、しっかりと投資対象の銘柄(会社)のことを調べてから投資をするようになるからです。

株式投資に費やす時間が限られる会社員なら、なおのこと分散投資すればするほど情報を追いきれなくなってきます。

1銘柄への集中投資であれば、毎日の値動きやニュースなども、漏れなく丁寧にチェックすることができます。

自分が保有する銘柄の値動きのクセや会社の動向にも丁寧に触れられるので詳しくなりますから、1つの銘柄をきちんと追いかけることによって得られる経験値は計り知れません。

もちろん、慣れてきて投資額も大きくなってきたら複数の銘柄に分散投資しても問題ありませんが、投資先を増やしたとしても5つまでに絞りましょう。

「タマゴはできる限り1つのカゴに盛れ。どのカゴに盛るかは死ぬ気で選べ」

これが個人投資家の正しい投資戦略です。