約2年前、日本にほれこみ、それをビジネスに生かしている人たちを紹介した(以前の記事『ポーランド人が遠い異国「日本」に憧れ、ビジネスにする理由』)。今回、改めて取材してみると、コロナ禍にも負けず、彼らのビジネスは絶好調。この2年のビジネスの進捗や堅調の理由などを探ってみた。(フリーライター ミハシヤ)
日本で
おにぎり修業を経験
日本好きが高じておにぎり店を始めたカシャさん。この2年で最も大きな出来事の一つは日本のテレビ番組に出演したことだろう。2019年に番組の企画で、日本でおにぎり修業をすることとなったのだ。
東京にあるおにぎり専門店の「ぼんご」と「蒲田屋」でおにぎりづくりの秘訣を学んだほか、新潟では民家にホームステイし、田植えも体験した。
「今、思い返しても夢のような、本当に素晴らしい経験でした」とカシャさん。
テレビ出演後、おにぎり修業に奮闘するカシャさんの姿に感動し、わざわざワルシャワのおにぎり店を訪れる日本人観光客が続出した。
「すごくうれしかったですね。もっと頑張ろうという励みになりました」