「自己肯定感が高い子」に育てるための導き方とは

 小石につまづいて、転倒し、小さな擦り傷をしながらも前へ進む経験を奪われてしまった子どもは、大人になるにつれ、本当に生きづらくなります。

 転んでけがをしたときは痛いけれど、いつかそれはかさぶたになり治癒していきます。その経験を、かわいそうとか、自信をなくしてしまっては大変だ、あるいは、転んだ姿をほかの人が見たら、親としての自分がダメな人と思われるのでは……などの大人側の想いによって奪われてしまっては、そちらのほうがマイナスではないでしょうか?

 試行錯誤し、ちょっと痛い思いをして獲得した体験をもって成長した子と、お膳立てされた成功ばかりを体験してきた子では、大人になるにつれ、大きな違いが表れてきます。

 本当に必要なのは、転んだときに、どんなことばがけをし、その経験を成長につなぐことができるかという大人側のアプローチです。さらには、うまくいかなかったとき、どのように考えると、それを成長に変換できるかということを生きる知恵として、子どもたちに伝えることなのです。