米リッチモンド地区連銀のトーマス・バーキン総裁は、今年は新型コロナウイルス流行からの米経済の回復が続くことを引き続き楽観しており、米国債利回りの上昇はさほど懸念していないとの考えを示した。  バーキン氏は先月24日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、コロナウイルスワクチンや消費者の繰り延べ需要、高水準の貯蓄、政府による追加刺激策の見通しはいずれも、今春および今夏には米経済が極めて健全な状態になることを示唆しており、「地平線上に光が出てきつつあるようだ」と述べた。  米連邦準備制度理事会(FRB)の経済・金融政策見通しは比較的安定している。