【ワシントン】温室効果ガスの排出に価格を付け、その削減を促す仕組みについて、石油業界最大のロビー団体である米石油協会(API)が支持表明に向けた準備を進めている。実現すれば、石油・天然ガス生産会社が政府の気候変動対策を受け入れる用意があることを示す、かつてないほど強力なシグナルとなる。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した声明案によると、APIは、「パリ協定が掲げる野心的な目標の達成に向けた最も経済的な進路」に導く政策だとして、温室効果ガス排出の価格付けを受け入れる意向。  APIの執行委員会は今週、この声明案について協議する予定だ。