政治家にとって正しい謝罪の仕方とは、どのようなものか。
ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は2月28日、女性2人にセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)をし、有害な職場環境を作り出したという疑惑について釈明した。
「私の一部の発言が、不必要なたわむれと誤解されたことは認める。そのように感じた人がいたとすれば、本当に申し訳なかった」とクオモ氏は述べた。
この言葉が反発を和らげる上でどの程度効果的かは、まだ分からない。1人目のケースでは、ニューヨーク州経済開発局に勤務し、2015~18年までクオモ氏の事務所で働いていた女性が、オフィスでの会議後にクオモ氏が女性の唇にキスをしたほか、飛行機での移動中にストリップポーカー(負けた方が服を脱ぐゲーム)をしようと誘ったと述べている。知事はこれら疑惑を否定している。
先週末には、元エグゼクティブアシスタントで医療政策アドバイザーも務めた女性に関する別の疑惑が浮上した。女性は、クオモ氏が女性の性生活について不適切な質問をしたり、女性と性的関係を持ちたがっていると解釈できる発言をしたりしたと主張している。クオモ氏は2月27日に声明を出し、その女性に言い寄ったことはないと述べた。