不倫発覚からだいぶ間を置いて、しかし急きょ行われた謝罪会見。フルボッコ会見と言われるほど、記者からの総ツッコミが入り、視聴者からは逆に同情票も集まった。同じ、一児の父として今回の会見から何を学ぶべきか。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)
話題の不倫謝罪会見
一児の父にはどう映ったか
お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建氏の不倫謝罪会見が、大変な反響を呼んでいる。不倫露見時も日本列島大騒動で世論は厳しく渡部氏にあたったが、今回が少し違うのは「たたかれ過ぎてかわいそう」という声が混じってきたこと。氏がなりわいとしているのは人気商売たる芸能活動だから、同情票からでもシンパが獲得できれば、本人にとってはそれだけでも会見を開いた意味はあるといえるかもしれない。
注目のトピックなので、すでに多くのさまざまな意見が出てきている。本稿では、「子どもを持つパパ目線」という切り口で、渡部氏の謝罪会見に触れていきたい。なお不倫の是非に論及し始めるとテーマが広がって切り口がずれるので極力控えるつもりである。