暗号資産(仮想通貨)取引所運営の米コインベース・グローバルは、まさにデジタル通貨に対する熱狂が爆発しているさなかに上場しようとしている。投資家は今後の荒れ模様に備えるべきだ。コインベースは先週、直接上場(ダイレクトリスティング)に向けて財務状況を明らかにした。それによると、ビットコインやイーサリアムのようなデジタル資産の昨年の取引高は約2000億ドル(約21兆6000億円)相当に上る。昨年末時点で暗号資産の時価総額全体の約11%を保管・管理していた。取引高は2020年10-12月期(第4四半期)に急増しており、7-9月期の倍近くになっている。20年の純利益は3億2200万ドル。前年は3000万ドルの赤字だった。
コインベース上場、仮想通貨参入の好機?
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