コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、2021年1〜2月度の鉄道(私鉄)編だ。
小田急・京王ら私鉄5社
「業績3割超減」でもJRより回復が早いと言える理由
鉄道(私鉄)の主要5社が発表した2021年1〜2月度の月次業績データは、以下の結果となった。
○東急電鉄(東急)の運賃収入
1月度:前年同月比65.0%(35.0%減)
2月度:同70.0%(30.0%減)
○小田急電鉄の運輸収入
1月度:前年同月比61.9%(38.1%減)
2月度:同67.9%(32.1%減)
○京王電鉄の旅客運輸収入
1月度:前年同月比64.7%(35.3%減)
2月度:同69.6%(30.4%減)
○東武鉄道の運輸収入
1月度:前年同月比65.5%(34.5%減)
2月度:同70.5%(29.5%減)
○西武鉄道(西武ホールディングス〈HD〉)の運輸収入
1月度:前年同月比68.1%(31.9%減)
2月度:同72.9%(27.1%減)