ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの創業者、エリック・ユアン最高経営責任者(CEO)は、昨年同社の株価が3倍余りに上昇した後、保有していた同社株の約40%、約60億ドル(約6540億円)相当を譲渡した。  5日に証券当局に提出した書類によると、ユアン氏夫妻が共同受託者となっている2つの信託基金から1件約900万株の譲渡が2件行われた。受取人は明記されていない。  ズームの広報担当者は発表文で、「この分与はユアン氏夫妻の信託基金の条件に従って行われ、ユアン氏夫妻の通常の遺産計画に基づく慣行に沿ったものだ」と述べた。