米経済40年ぶり高成長も、200兆円対策の威力Photo:Alex Wong/gettyimages

【ワシントン】ジョー・バイデン米大統領が提案した約1兆9000億ドル(約200兆円)の新型コロナウイルス追加経済対策が10日に連邦議会を通過したことで、米経済は約40年ぶりの高い成長率を遂げると予想されている。同時に貧困の削減やインフレ率の押し上げも見込まれている。

 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が先頃行ったエコノミスト調査によると、2021年の米国内総生産(GDP)成長率予想は10-12月期の前年同期比で平均5.95%と、先月の調査の4.87%から切り上がった。実際にそうなれば、7.9%の成長率を記録した1983年以来の高い伸びとなる。