人間関係の悩みやストレス、不安を抱えている人は多い。「緊張で心臓のドキドキが止まらない」「失敗したらどうしようと不安になる」「本番に弱い自分が嫌いだ」、そんな自分を変える元刑事のメンタル強化術『刑事(デカ)メンタル 絶体絶命のピンチでちびってしまう人でも動じないハートが手に入る!』を紹介。刑事生活20年。ガサ入れ、犯人確保、張り込み……修羅場という修羅場を潜り抜けてきた元警部による「心を強く保つ習慣」です。常に死と隣り合わせの環境下で巨悪と戦い、人を疑い、時には一般人に罵倒されながらも正常な心持ちで戦うために開発してきた、圧倒的自信と活力が楽しく備わる最強メンタルメソッドを手に入れてください。

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刑事の話の切り出しはブツ探しが基本。
そこには話を続ける秘訣があった

 刑事は職務質問をする際、相手が隠し持っているブツを探す。ブツは薬物など所持してはいけない物品のことを言うが、手にしているセカンドバッグ、手提げ袋、ビジネスバッグなどに隠されていることが多い。

 まずはそこに目を付けて話の糸口をつかむ。警察官の日頃の活動を撮影した「警察24時」などというテレビ番組でよく出てくる職務質問を行う警察官を見ているとよくわかるだろう。

「いいカバン持ってますね。それはルイ・ヴィトンですよね、高かったでしょう」

 相手がニヤっとしたらしめたもんだ。

「いくらくらいするんですか。このあいだデパートで見たら結構な値段でした。私じゃ手が出なかったですよ。さすがですね」などと話を広げていくのだ。

 実はそのためだけにデパートに行き、高級品のチェックをする刑事もいるくらいだ。

 つまるところ、話のきっかけがあればなんでもいい。所持品がなければネクタイでもシャツでもいいし、乗っている車などでもいい。ヒントはたくさんある。そこからコミュニケーションを広げる。これは刑事的な話術とも言っていいのだ。

 話のきっかけができたら切り出してみろ。会話は自然と進むものだ。まして興味を持って褒められたら口は軽くなるのが人間ってもんだ。

 ちなみに、警察から「カバン」「ポケット」「靴の中」をチェックされたら、残念だが何か疑われていると思ったほうがいい。その場合、抵抗せずに素直に全部見せたほうがいい。

 あやしまれるような行動は慎むべきだぜ。