米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事による元側近らへのセクハラ疑惑を巡り、最初の告発者が現れた数日後に知事室が少なくとも6人の元職員に電話をかけていたことが分かった。当該告発者から連絡があったかどうかを確認したり、会話の中で告発者に関する情報を集めようとしていた。電話を受けた元職員の1人は、最初の告発者であるリンジー・ボイラン氏の信用を落とす情報を記者に伝えるよう働き掛けられたと述べた。ボイラン氏は2015~18年にクオモ知事の下で経済顧問を務めていた。複数の元職員によると、電話をかけたのは現職の州政府関係者や、現在も知事室に近い元側近らだという。事情に詳しい複数の関係者によると、この働きかけはクオモ氏の最側近であるメリッサ・デローザ氏が指示した。
NY州知事側近、セクハラ告発者の信用落とすよう元職員に働きかけ
有料会員限定
あなたにおすすめ