【ロンドン】英実業家リチャード・ブランソン氏の衛星打ち上げベンチャー、ヴァージン・オービットが特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じた年内上場に向けて、投資銀行2社を選定した。同社は最高30億ドル(約3300億円)の評価を目指しているという。複数の関係者が明らかにした。  ブランソン氏は「ブランクチェックカンパニー(白地小切手会社)」とも呼ばれるSPACを利用して上場するという、このところ人気の手法を利用したい考え。同氏のヴァージン・グループはSPACブームの双方から役割を果たしてきた。